最終日の日曜日、朝食はマネージャーのアンマー(お母さん)手作りの魚サンドイッチと野菜サラダ。
丸いのは小さなカレーパン。
ニゴンボは漁港としても知られています。
スリランカは島国なので魚介類はとってもポピュラー。
ニゴンボには魚市場があり毎朝水揚げ、せりが行われています。
また浜にはカツオやアジなどを干す光景が広がっています。
カツオぶしのような調味料もあり、調味料サンボルなどに使われています。
カレーパンとともに私のオススメ、魚カレーは絶品ですよ~♪
去年訪問したニゴンボの幼稚園の本校になります。
恐らく初めて見る和太鼓の演奏。
子供たちは日陰に、丈夫な親たちは日射しガンガン・・・。
太鼓の演奏、エレキチェロ、これはどじょうすくい。
日本から持って行った指人形のプチ劇は子供は盛り上がりました。
今回の訪問で、私はMCをやりながら全体の様子を観察していましたが
子供たちは同じ演目が続くとダメな事がハッキリわかりました。
自分たちは違う曲を演奏したり、演技したりしているつもりでも
皆同じに見えてしまう、聞こえてしまうという事は容易に想像できます。
グループの一つは銭太鼓を演じたのですが二曲目になると子供たちはもう集中力が無くなり
ざわついたりじゃれあったり大声で話したり、それを先生に注意される始末。
その状態を救ったのがどじょうすくいでした。
まさにすくいの神・・・。
子供たちにはひとつづつ目先を変える事が最重要項目かも知れません。
もちろん内容で惹き付ける事は言うまでもありませんが。
その意味からはこれは国際交流というよりは慰問団の意味合いが強いかも知れません。
最後に日本から持参した善意の文房具を園長にお渡しました。
鉛筆やノートなど不足しているので日本では不用になったものを集め持って行っています。
園長は日本で働いて貯めたお金で子供たちのためにこの幼稚園を開設した方、
今回の演奏会場はとてもせまかったのですが向かいの敷地に新しい施設を建設予定で
次回は是非広いところでお願いしますとの事でした。
今後太鼓が適切なのかどうかは要検討事項でしょう。
コロンボからの帰りにはガンパというところに立ち寄りました。
ここにはプリヤンガさんという太鼓の先生が私塾を開設されていて
太鼓の交流ができそうとの話でした。
プリヤンガ氏は東京のスリランカフェスティバルで和太鼓とのコラボをお願いした事があり
久しぶりの再会でした。
到着すると思ってもみなかった歓迎ぶりにびっくり仰天。
練習風景を垣間みる程度に考えていましたがとんでもない。
入り口では花を携えた女性がお出迎え、
音楽に乗って踊りながら室内へといざないます。
これはスリランカ流の歓迎の作法なんだとか。
着席してしばらくすると教え子たちのダンス。
太鼓のみならず踊りなども教えているそうです。
我々の和太鼓の演奏の後、和太鼓という楽器を使ってみたいとの申し出があり
先生がその場でインスピレーションで太鼓を打ち、生徒たちは見事に打ち込んでいました。
女性陣もサマになってます、さすが。
プリヤンガ氏は子供たちに無料で太鼓やダンスを教えているのだそうです。
この時ももうじきオーストラリアに一ヶ月ほど公演に行くとのこと、
そうして稼いで子供たちに無償で教えることでスリランカの文化を育てているという事だと思います。
偉いなあ。
現地の太鼓と和太鼓のいきなりのコラボにもチャレンジしましたが、
お互いちょっとやりづらかったようにも思えました。
複数人数だと難しいのかも知れません。
大歓迎の後、ニゴンボに戻り、お土産の買いあさりの後、荷物をまとめ最後のご奉仕に向かいます。
この日はちょうど地元のお祭りで、そこで和太鼓を打ちました。
和太鼓は沿道で、牛の糞を踏まないよう注意をしながら太鼓を打ちました。
花火があがり、音楽隊の後に聖体がやってきました。
何もかも初めてで、その場で判断をしつつ進めました。
そんなわけで今年で3年目のスリランカ太鼓ツアーは無事幕を閉じました。
そして参加者の協力のもとツアーは成功したと思われます。
毎回大きな事故やトラブルもなく敢行できた事に感謝です。
3年続いた参加者からは、一応これで一区切り、や
続く事で義務感みたいなものになるのは遠慮したいとか
他の国も回ってみたいなどの声があります。
次回からは新しい企画の必要性もあると思っています。
ツアー形態もいろいろあっていいと考えています。
観光メインでも、演奏メインでも、交流メインでもそれぞれ価値のあるものにできれば・・・。
深夜にバンダラナイケ国際空港に到着。
メンバーは直行便で帰国するため空港で別れました。