まずは暖気運転ということで打ち込みを15分。
ドンドンドンドンドコドコドコドコをけっこう速いピッチで。
打ち出しの時はけっこう力んで、途中ああ、もうダメと思い、
それを過ぎると力が抜けていつまでも打てるような気分に。
この最後の脱力感(笑)は太鼓の極意のひとつだと思います。
次は自分たちの持ち曲、勇み駒の演奏をみていただきました。
前回に比べ、改善点はみられるものの、全体に訛りがあると。
地打ちはドッコドッコなのにドンコドンコになっていると指摘されました。
ドンコとドッコは同じように聞こえますが、これは打つ側の気持ちの違い、
ドッコドッコは跳ねるような気持ちで打つ事が必要でそれが音にも出てしまいます。
もうひとつの指摘は口唱歌の通りに打つ事。
どどンコドッコドッコのフレーズでどどを強く打ち込むところ、左手の音が出ていません。
原因としては左手があがっていないため音も強い音が出てこない。
ここは要改善です。
指導方法でヒントになったのはこのフレーズを二人づつ打った事。
二人だと問題点が浮き彫りになります。
打っている方も皆の前で問題点が露見するため自覚せざるを得ません。
全員で打っているとこれが紛れてよくわかりません。
こんなシーンもありました。
二人づつ打っている時に、打ち終わった人が次の順番の人に拙い点をさかんに
指摘していましたが先生は「こちらでやりますから」とそれを制止しました。
これは至極当然の事で、指導を先生に委ねているのに先生の前で生徒が生徒に指図するのは失礼な行為、
気が付いても先生の前では口を開くべきではないでしょう。
先生が皆の前で話をしている時に太鼓の音を出している人なんかもいたりして、
指導を受ける側のマナーやルールが未熟な事も気になります。
皆さん子供じゃなく人生経験を積んだベテラン人間なんですけど・・・。
講習も受けっぱなしではなく、反省会もきちんとやって次のステップアップをはかるべきでしょうね。