途中下車(途中下機?)のシンガポールでは国立博物館をメインターゲットに。
60歳以上は入館料が半額という特典にあずかり、入り口で手渡されたのが音声ガイド。
5カ国語が選択できもちろん日本語もありました。
音声だけではなく、映像も出力される優れもの、展示会場床面に記された番号を入力し
GOボタンを押すと説明が始まります。
これが微に入り細に入りシンガポールの名前の由来から歴史、
その過程で重要な役割を果たした人物、不幸な第二次大戦を経て
現代の国づくりにいたるまで映像を交えた音声で丁寧に解説がなされています。
今回の宿は市内をくまなく運行している地下鉄MRTのアルジュニードという駅の近くなのですが
このアルジュニードが実はアラブの商人の名前だった事もわかったり。
太古の昔から天然の良港を巡り戦争が絶えなかったこと、
歴史のおもわくでさまざまな人種、民族が交錯してきたこと、
ご多分にもれず大航海時代の洗礼を受けた事、
イギリスの統治とそれによる日本軍の侵攻を経て独立を果たした事・・・。
シンガポールの街を歩くともともとのマレー系の民族をはじめ
中華街、インド人街、アラブ人街、英国風の建物、そしてベイエリアの超現代的な街並、
が渾然一体となって共存共栄しているのを目の当たりにする事ができます。
シンガポール博物館をあとにして、高台を散策、スパイスガーデン、
ラッフルズパークを経てシティホールへと戻ってまいりました。