HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

KLレイクガーデン地域

クアラルンプールセントラル駅の西側に広がるレイクガーデン地域、
ここには国立博物館をはじめ工芸美術館、警察博物館プラネタリウム宇宙科学館等があります。
クアラルンプール鉄道駅からもアプローチ可能。
しかし広い敷地内は案内サイン等が不整備でやはり見知らぬ観光客同士が
NATIONAL MUSEUMはどう行くの?と聞き合いながら
うろついております。

こちらはその国立博物館
道を聞き合っていた観光客が無事に再会したりしてます。

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マレー様式の建築や装飾を目にする事ができます。
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内部は考古学的な石器や土器に始まり、銀器、宝石をちりばめた金のバックル、
いわゆる大航海時代の金銀財宝お宝の山、というイメージがぴったり。
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お宝以外には武器や民族衣装などたくさんの展示物が。
民族衣装をまとっているマネキンはどうも普通のマネキンが使われているようで違和感が
あってちょっとオモシロイ・・・。


大航海時代の航路が描かれた地図、ポルトガルと中国を結ぶ海の道、
アフリカ南端の喜望峰、インド、
そしてマラッカを経由して中国までヨーロッパとアジアを風だけの力で人や物が往来していました。
残念ながらその先のジパングへの航路は描かれておりません。
日本の石見銀山の銀が実は当時の世界経済に多大な影響を与えた史実により
世界遺産に登録された事は記憶に新しいですね。
マラッカ海峡が今も昔も世界的なモノの流れに重要な役割を果たしている事に変わりはないようです。
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ちなみにジャパンJAPANという呼び名はジパングZIPANGが元になっていて、
ZIPANGジーペン、明の時代の中国語読みで日本をジーペンと発音していたからとか。
そんなこんなで個人的には英語での国名はJAPANジャパンではなく
NIPPONニッポンを正式名としてもらいたいと勝手に思っています。

こちらのコーナーは日本の占領時代のもの。
第二次世界大戦で日本軍はマレーシアに上陸し南下、背後から英国領のシンガポールを陥落させました。
かの地でイギリス、オーストラリアと戦火を交えています。
旧日本軍の鉄兜、軍服、軍刀(英語表記はSAMURAI SWORDとありました)、
日本語の教科書などが展示されています。
各国と日本の戦争の史実を知る事、大事な事だと思いました。
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国立博物館のお隣にあるのは工芸美術館。
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これは遊び道具の展示。
コマや羽子板のようなもの
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ヤシの実で作った竹馬?子供の頃空き缶にヒモを通して同じようなものを作り遊んだ記憶が・・・。
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こちらは凧。こうしてみると子供の遊びは似通ったものが多いですね。
いやひょっとするとこれらの遊びの文化も日本に伝えられたのかも知れません。
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こちらは日本ではみかけないサンダル
ちゃんと歩けるのかなあ。
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こちらは影絵。
インドネシア・ジャワ島の影絵芝居ワヤン・クリッは有名ですが
同じものが広く東南アジアにあるようです。
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実物を見るのは初めてですが、影絵でも色がつくんですね、ビックリ。
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同時に太鼓や笛などの音楽も演奏されているというのがわかります。
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ミュージアムショップにはなぜかドラえもんのぬいぐるみが・・・。
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こちらは丘の上にあるプラネタリウム
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やはりイスラム風の建築意匠です。
天文学は中世になるとアラビアで発達したと言われています。
(中世ヨーロッパはカトリック教会の影響で天文学が衰退)
今の世界標準の1、2、3、4表記はアラビア数字です。
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館内は宇宙に関する展示や自然科学に関する体験学習ができる施設となっています。
入館無料。
プラネタリウムは訪れたこの日は残念ながら上映していませんでした。
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プラネタリウム館前の噴水池と階段。
この施設はレイクガーデンの一番高いところにあります。
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警察博物館にもちらと立ち寄って見ましたが人の姿は無く、戦車や大砲などが展示されていました。
マレーシアでは戦争後、独立をめぐって共産主義化との戦いが激しかったようです。
その当時使用されたものが展示されています。
正直あんまりオモシロクナイ・・・。

博物館を訪れるとその国の歴史・文化に身近に触れる事ができます。
それなりに時間をとらないととても回りきれませんが
いろいろなコト、モノ、ヒトが見えて来たりします。

レイクガーデン地域はかなり広く、飲食施設や売店は殆どありません。
あっても開いてなかったり・・・。
さまよう前にペットボトルの水は必需品かも知れません。
国立博物館の前には自販機があり観光客のオアシスと化していました)