HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:う○こビル

日本の代表的観光地、浅草は吾妻橋にあるアサヒビール本社。
左側はグラスに注がれた琥珀色のビールのイメージ。
ちゃんと泡もあります。
右側はフランスの著名な建築家フィリップ・スタルク氏の手による通称うんこビル。
屋上に巨大な黄金のうんこ(?)が乗っかってます。
このオブジェ、実は炎をイメージしているとのこと、
イメージ 1
当初はそのイメージ通り真っ赤なオブジェとして構想されたようです。
私もそのエスキース(下描き)を見たことがありますが
確かに真っ赤なオブジェでありました。
これがどうやら台東区の景観条例にひっかっかっちゃったもよう。
浅草の浅草寺周辺は歴史的建造物保存地区で景観に対してかなり厳しい規制をしています。
色も高彩度の赤や黄色は使用禁止、落ち着きのある渋い色使いが指導されています。
当然炎のイメージの赤は使用不可。
いかに高名な外国の建築家のアイディアと言え、条例を破るわけにはいかない。
そうして恐らく苦肉の策として金色が採用されたのではないかと。
これはビール会社だけあって苦渋の判断???
それにしても法規制を調べるのは初歩的な事と思われるので
お粗末といえばお粗末、その結果がうんこビルというウンのいい愛称(?)で呼ばれる事に。
 
イメージ 2
屋上には泡のイメージが再現されています。
泡の部分は展望レストラン。
墨田区の新しい観光名所、スカイツリーが写りこんでいます。
 
こちらはデパート屋上から。
屋上に設置されている看板とのツーショットです。
こちらはビールのイメージがよくわかりますね。
おつまみのうんこはビルの陰でよく見えません。
イメージ 3
こちらの建物は日本人建築家の作品のようです。
アイディアといい建物といいやはり日本人らしい?
ま、スタルクにデザインを依頼していた頃はバブルの時代だったので金に糸目をつけていなかったのは事実、
しかし、このオブジェの清掃費だけでも年間数千万は下らないとか。
アフターメンテの事も考慮に入れないとせっかく稼いだ金も泡と消えて行きます。
それもビールの宿命?