HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

田沢湖から秘湯乳頭温泉へ

田沢湖をあとにして乳頭温泉鄕へ
なっておりそれぞれが点在しています。
今回のお宿は江戸時代から続く鶴乃湯へ
 
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今回のバスツアーの表題はみちのく秘湯の旅でしたから秘湯一発目です。
 
茅葺き屋根の平屋の建物は秋田藩主の湯治の時の本陣とか、
事務所と食堂、手前の方は客室になっています。
こちらは二階建てです。
 
夕方の到着だったのでまずはひとっ風呂浴び、夕食タイム。
 
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本陣の内部はこんな感じ
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山菜料理と神代産の山の芋の鍋 鶴の湯オリジナルの味噌仕立てたて焼きの岩魚、
秋田名物いぶりがっこ(燻製たくあん)、囲炉裏の自家製味噌汁等
おいしうございました。旅館定番のまぐろの刺身、てんぷらがないのはよろし。
 
温泉があるのは渓流の向こう側です。
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こちらは露天風呂、混浴です。
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泉質は含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉、他3種
硫黄の匂いが鼻をつき、湯は白濁しています。
最近の温泉はどうやら女性優位のようで大きな露天風呂は混浴、
男性用は白湯、黒湯、シャワー付き内湯の四ヶ所、これに比べると女性は専用の露天風呂が二つ
計六箇所の温泉を楽しめるようになっています。
テレビもネットもないのでひたすら風呂に浸かるしかありません。
 
夜中に目が覚めてしまったので3:30くらいから露天に。
さすがに人影はなし、雲が出ていましたが星空が望めます。
人工衛星と思われる光が露天風呂の上空を横切って行くのが見えました。
月も煌々と照っていましたがやがて西の杉の森の梢の向こうに消えて行きました。
 
我のほか 月独りなる 露天風呂
 
ここの宿は全体が古い作りなので、それゆえに古さというのが目立ちません。
新しいものは古くなると汚れが目立ちますが、古いものはもう古くなりませんから。
私もかつて店を創る時に、エイジングと言って初めから古くする手法を使いました。
新建材は使用せず古材や本物の建材を使う、壁もわざと古ぼけさせる等々。
 
ここ鶴の湯もその路線なので、部屋のツギハギも気になりません、うまいですねえ。
 
そんな事を考えながら二時間ほど露天風呂に浸かっておりました。