HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

篠笛クリスマスコンサート

私が居住するマンションは260世帯以上あり、今年は役員のお鉢が回ってきました。
 
住民のコミュニケーションを図るイベントも行われていて、
 
夏には屋上花火見物大会(日頃は屋上が解放されていません)、秋には防災訓練、
 
また年明けにはマンション探検ツアー(けっこう知らないところがあるものです)、草むしり等々。
 
そしてこの22日にはクリスマスコンサートが集会室にて開催されます。
 
委員会で私が太鼓と篠笛をやっている事がわかると篠笛の演奏を頼まれてしまいました。
 
断る理由もないので、今それの仕込みで毎日笛を吹いています。
 
クリスマス、と言っても私はクリスマス行事にはまったく関心がないので、
 
その旨は理事に伝えて自分なりの企画を立て、それに沿って笛に息を入れています。
 
まずしょっぱなはお正月。クリスマスが終わると即お正月ですから、和の音の開始はお正月でしょう。
 
子供たちはこの曲知ってるかなあ。
 
お正月には凧揚げて独楽を回して遊びましょ、と言われても今時そんな光景みかけませんからねえ。
 
曲紹介時のその辺のリサーチもなかなか面白いかなと思ってます。
 
続いてもっと古い曲、一月一日。どんな曲?年の始めの・・・というメロディはよく聞かれると思います。
 
これで正月気分を煽っておいって、やっとクリスマスの曲、ジングルベルへ。
 
調べてみるとこの曲はもともと宗教的意味合いはないようで、1頭立てのソリ、というのが原曲だそうな。
 
作ったのは牧師さんですが、若者がソリ遊びに興じる内容だったようです。
 
これで賛美歌が二曲続き、次には愛燦燦と川の流れのように、の二曲。そう美空ひばりさんが唄ってましたね。
 
なしてひばりさん?理由は単純でジングルベルもカバーしていたんですね。単にそのつながりで。
(ジングルベルは多くのミュージシャンがカバーしているのでいろいろつなげるのはとっても簡単)
 
さて、次は龍笛の登場です。
 
今はやめてしまいましたが雅楽の笛を習っていました。
 
笛もあるのでせっかくだったら皆さんに聞いていただこうと。初めて聞く人ばかりだと思います。
(なんせ篠笛ってどんな笛ですか?と聞かれるくらいですから)
 
千年前の笛の音(誰も聞いたことないんですけど)を体験していただこうと。
 
平安時代末期の源博雅(みなもとのひろまさ)という人は日本のバッハと称される音楽家で、
 
日本最古と言われる笛譜を残しています。
 
越天楽という雅楽の曲は有名ですが、私が習ったのは今演奏されているものとは違うもので
 
越殿楽とも書き、宮中にまかりこす時に奏された音楽だとか。
 
その越殿楽と一番日本的な日本を代表する日本の曲、そう日本の国家を演奏します。
 
日本の国家を龍笛で吹いてみるととてもいい感じなんですよ。
 
でも吹き終えるとNHKの放送終了みたいになってしまうのが、いとおかし・・・。
 
それからアメイジンググレース、八木節と脈絡なく続き、最後は竹田の子守唄。
 
この曲はずっと吹いてきているのでちょっと悲しいメロディではあるのですが篠笛にぴったりの曲。
 
以上で終了となりますが恐らくこれでも20分前後でしょう。
 
後はいかにおしゃべりで持たせるか、こっちの方が難しいかもです。
 
 
他にはハンドベルの演奏、弦楽四重奏団の演奏もあり、篠笛は今回初登場。
 
とにかくこれから毎日練習しなくっちゃ。