パリにはカフェがなくてはならない存在。
道路に面して様々なオープンカフェが街に彩りを添えている。
椅子やテーブルがいろいろとコーディネートされていたり
椅子もテーブルも同じ色味で統一されていたり
テントと椅子のカラーが統一されていたり
街の美に対する意識が成熟しているのがパリ。
朝の散歩で偶然見つけたカフェレストラン、オー・ピー・ド・コション(豚の足)
24時間営業の表示がありました。
上階はホテルになっています。
店の外の写真を撮っていると店の中からおじさんが出てきました。
こりゃ何か言われるなあ、と身構えていると
24時間営業の由来を説明してくれました。
それは、昔、店を終えていざ戸締りをしようとしたがどこを探しても鍵がない。
仕方がないので戸締りは諦めて店をずっと開けていたと。
以来24時間営業なんだそうな。
そうして店の中に招き入れてくれた。
店の出入り口のドアの取っ手は豚の足、まさに店名そのもの。
真鍮製の取っ手は磨きあげられてピッカピカ。
店内に入ったところには大理石の彫刻の豚の置物が出迎えてくれます。
バーカウンター。
パリの古いカウンターはスズの鋳物でできていて貫禄充分。
カウンターにも豚の装飾が施されています。
窓のテントや花が街に潤いを与えています。
徹底してこだわる事、こういう店は料理もサービスも最高だろう事は容易に想像できます。
ホテルの部屋も気が利いていると思います。
機会があれば利用してみたいもんですねえ。