HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:オバレッポン

練習曲「オバレッポン」、この5月からテストケースで練習を始めました。
そもそもオバレッポンとはなんぞや?
OBAREPPON・・・逆から読むとNOPPERABO、そう、のっぺらぼう。
御諏訪太鼓の指導者を招聘した時、我々のデモ演奏を聴いて、
開口一番「ずいぶんとのっぺらぼうの太鼓やのう」
要は強弱、メリハリのないのっぺらした太鼓であったわけです。
そこで、こののっぺらぼうを逆さまにしたい、
彫りの深さを際立たせたい太鼓にしたいという事で作ったのがこのオバレッポン。
 
基礎打ちを兼ねたテーマ曲みたいなのを作りたいと二年前に提案して
やっと実現しました。
二年間、あちこちの太鼓を見聞き体験することで発想も豊かになった結果だと思います。
 
どうせならという事で今までの基礎打ちではカバーできない要素を目一杯盛り込みました。
なによりも重視したのはとかく生真面目になりがちな基礎打ちに打つ楽しさを付加する事。
個人でステップアップする要素より、集団でなければできない要素を盛り込む事。
(個人でできる事をわざわざ集団でやるのは時間がもったいない、、、)
 
それといろいろな方向に発展性がのぞめる事。
その都度アイディアをどんどん付加して完成度を高めていける構成とする事。
太鼓は決して固定的なものではなく、変化していっていいというのも学びました。
 
次回は今までおざなりになっていた鳴り物、鉦、ちゃっぱ、鈴、ドラ、ドカンにソウバンといった
普段手に触れない楽器もおしなべて練習するプログラムにチャレンジしようと考えています。
 
参加する人がそれぞれのレベルで公平に、できない事を自覚する、一人よがりはすぐばれる、息を合わせる努力をしないと音にならない、わからなくてもとりあえずチャレンジ、
それぞれが積極的になってもらいたいと願っています。
 
はじめはとまどうけれど回数を重ねて行くほどにレベルアップがのぞめる(筈・・・やる気次第)、
そのうち鳥肌が立つくらいの音の中に立っていられれば最高ですね。
 
なんだかんだ言っても決して難しい顔をせずに、笑顔、掛け声、アイコンタクトの太鼓を打つのが最終目標です。
所詮中高年の趣味の和太鼓サークル、演奏にぎこちない部分があったとしても
(あるのが当たり前)そこに笑顔があればぜ~んぜん問題ないと思うようになりました。
これもあちこちの太鼓演奏を見た事による私なりの結論です。
技術的にも精神的にも向上したい・・・。
オバレッポンがその突破口になってくれれば最高であります。