自然に対峙するものが人工という図式は成り立っていると思われます。
今や地球上は人工物で覆われていると言えるでしょう。
人工物の象徴のような東京スカイツリー、まだその展望台には登ったことはありませんが、関東平野を埋め尽くす建物、人工物が際限なく広がっている異常な光景を想像するのは難しい事ではありません。
人は貪欲に豊かさを求め、経済発展は善として地球を搾取してきました。
過去には都市の周囲の森を切りつくし、砂漠化を招いた結果文明が滅びた例があります。
同じことを人類は地球規模でやっております。
人類は自然界には存在しない腐らず、安価に大量生産できる夢の素材、プラスチックを発明し、せっせと生産し続けてきました。
その結果、手つかずの大自然と見えても実はマイクロプラスチックまみれ、最近はPFASという化学物質汚染が顕著化しております。
人類が行う反自然行為、因果応報で回りまわって人類がその被害を被る事になるでしょう。
いや、人類のみならず、他の生命体にも深刻な影響をもたらすのは容易に想像できます。
人類が地球の支配者と考えたがるのは大きな錯覚で、アリやキノコと同格という意識が必要なのではと思います。
ドキュメンタリー番組では鳥や魚が自分のこどもを慈しみつつ育てるシーンを見る事ができます。
人は我が子を虐待して死なせますが、これこそが人間らしいのか、わからなくなります。
人間らしさって???
子どものころはインターネットも携帯電話もありませんでしたが、それがフシアワセという事ではありませなんだ。
人類は反自然ではなく汎自然の豊かさの方向性も模索してはどうでしょう。