気が付けば 地球自体が ゴミ屋敷
人類が石油から作り出した「夢の素材」プラスチック、
紙や木と違い腐らない、安価に大量生産ができる、自由なカタチに成型できる、という画期的なもの。
人類の英知と先進技術が自然を凌駕したと誇らしげに語られたものです。
時間が経ち、プラスチックの腐らない=自然に還らないという最大の特徴が地球環境に取り返しのつかない結果をもたらしている事に気が付きます。
腐らないプラスチックゴミは海流に乗り、その過程で小さい粒々になって世界の隅々に運ばれ、また生物の体に取り込まれたりしながらあらゆるところに残留し続けています。
同じ様に人類の叡智が生み出した核エネルギー、地球を何回も滅ぼすほどの量の核兵器18000発を保持する一方、平和利用とされる原子力発電でも処理に困る核のゴミが増え続けています。
救われようのない現実に溜息をつきながら空を見上げて見るとその先、地球を取り巻く宇宙空間もゴミだらけ。約4500トンもの宇宙開発の残骸が地球の周りを回っているとか。
こうしてみると自然に抗う人工物の罪深さがよくわかります。
頭でっかちの人類がよかれと思って創り出したもの、PCBやアスベスト、プラスチックや核燃料、一瞬のバラ色の夢が結果悪夢になるものが数多くあるようです。
ワイドショーなどで取り上げられるゴミ屋敷問題、周囲の住人はとっても迷惑を被っていますが、今や地球自体が大きなゴミ屋敷、人類も含めた地球の住民が迷惑してると思います。
クワバラクワバラ・・・←死語?