人間のした事で自然に還れない事象が発生しているようです。
それはこのかけがえのない地球を汚染し続けているマイクロプラスチックやナノプラスチックの存在。
人類の叡智が生み出した夢の素材プラスチック、合成樹脂と呼ばれる代物です。
自然界には存在しない、腐らないプラスチック。
容器や衣類、ロープ、漁網、ありとあらゆる便利で安価で加工しやすいプラスチック製品が地球上にあふれ、生産され続けています。
道端や川に捨てられたそれらが海に流れ出て、海流に乗って地球を漂流する間に細かい細かい破片になって行きます。
マイクロ、ナノの単位まで細かくなり、地球上のありとあらゆる場所に存在するようになりました。
食物連鎖により、当然人類の体にも取り込まれているそうです。
最近の研究では、これらが健康被害をもたらす可能性がある事が発表されています。
人類が創り出した夢の素材は自然に還らないため、増える一方。
自然は何億年もかけてその循環システムを作り上げて来ましたが、
人類は自然に逆らって人工の世界を作り出しました。
人類は自然界に人工の種を蒔いたわけで、自分で蒔いた種は自分で刈る事ができるのでしょうや。
プラスチックのみならず、原爆も同じです。
自然界には存在しない厄介者、どこかの総理大臣が豪語していたようにアンダーコントロールというのは本当なんでしょうか・・・。