HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

神隠し

神隠しとは子供や生娘(死語?)などが突然姿を消して見つからない現象を言うようです。

昔は人身売買目的で連れ去られ、神隠しに遭ったという事もあったようです。

 

理由や意味も分からず突然消えてしまうという神隠し・・・

まるで今世間を騒がせているジミントーの裏金関係議員の記憶みたい。

これは神隠しならぬカネ隠しじゃがね。

 

昔の人にとっては、いや今の人もそうですが、説明がつかない不可解な現象については神のせいにしちゃうのが一番の解決方法のようです。

 

自然現象で御神渡り(おみわたり)と言われる湖や海が氷る時に起こる現象、

湖面が前面氷結する際に、氷が割れて折り重なり列ができる不可思議な現象で、神様が渡った事でできるんだと言い伝えられて来ました。

今では水が氷る時に体積が膨張するためにできる自然現象という事がわかっています。

 

珍奇な現象を目に見えない神の仕業にするのはよくある事です。

 

また人が判断すると責任が問われる事も、神の判断にすれば誰も責任を問われる事がありません。

 

吉凶を占うといのも人知を超えた神にお伺いを立てるという、人の無責任な行為の一つ。

右へ行くか、左に行くか、分かれ道で選択を迫られた場合、コインを投げて決めるのも自分の判断を偶然という神に委ねるという事。

人によっては占いの結果を神のお告げとしてそれに従ったりします。

 

スピリチュアル好きの人のサイトを覗くと、神社に参拝のおり風が吹いたり、カラスやヘビを見かけると神様の吉のサインだとか、雨に遭うと凶だとかまことしやかに書かれています。

ま、すべてが偶然の自然現象に過ぎないと思いますが、それを神と結びつけています。

神社も生計をたてねばならず、おみくじも収入源の一つでしょう。

参拝者の多くはゲーム感覚でおみくじを購入していると思われます。

 

占い師も生計のためにカネをとります。

人の人生に影響を与えかねない占い師という職業、占い師自身は自分の先行きを占ったりするのでしょうか・・・。

 

スピリチュアルというものには胡散臭さもつきもの。

あなたの先祖の霊が泣いている、供養のためにありったけの財産を差し出しなさい、とどこかで聞いた事のある宗教をかたる詐欺のような・・・。

 

日常に潤いを与える神の存在はまだ許される思いますが、日常に障害をきたす神はかわいくないかと。

そういう神の存在は神隠しにあうのがよろしいようで。