南海トラフ地震や首都直下型地震、いつ来てもおかしくない状況に入っていると言われています。
13年前に日本を襲った東日本大震災、同じ規模のものが一千年前の貞観時代に起こっている事が記録に残されていたことがわかっています。
千年に一度、日本人はその周期の長さに、いつかまた来る大震災に警戒を怠っていたのではないでしょうか。
日本を襲う地震のメカニズムは大陸プレートの移動が起因との解明が進み、周期的に起こる事も常識となりました。
人間にとっては千年単位の周期は長過ぎ、
国も東電も千年に一度起こるか起こらない不確かなものに備える事を怠りました。
大津波に呑み込まれた福島第一原発は全電源喪失、その後メルトダウンに至る世界最悪の事態に追い込まれましたが、
この大津波の規模は想定外ではなく、想定できていた高さです。
過去に同規模の津波が来ていましたから。
2011年に大地震が起き、大津波が来るという時期が想定外であったに過ぎません。
まさか、という油断と防災の金勘定が働いたのではないでしょうか。
福島原発事故は、目先のコストパフォーマンスを優先させた結果招いたものと思われます。
実は福島第二原発も同様に全電源喪失しており、危機的状況だった事はあまり知られていません。
その間溜まり続けている汚染水は溜める限界値に近づき、処理を施して止むを得ず太平洋に放流。
今のところ物理的な被害は確認されていませんが、諸外国による風評被害は甚大でしょう。
奥能登の震災被害の復興もまだまだこれからという状態ですが、必ず来る大規模震災に日本全体で備えておく必要があると思います。