新コロナウィルス蔓延でついに国から緊急事態宣言が発せられました。
なんだか泥縄式とも思えなくない政府の対応、すべてが後付けになっている感は否めません。
その原因を探ってみると、想定外という事。
想定外だから準備もしていなければ対応方法も完成していない。
東日本大震災で福島第一原発が「想定外」の大きな津波に飲み込まれ全電源喪失、水素爆発に至るまで「想定外」とあたかも自然が悪いんだと責任転嫁しているような国ですから。
千年前に同じような災害があった歴史から賢く学んでいれば被害の規模は「想定」できたのにねえ。
廃炉の解決方法も見いだせないまま、事故原発はアンダーコントロールで東京オリンピックに支障はないと大見えを切って見せたAB総理。
今回の新型コロナウィルス禍にしても人類は幾度も遭遇しているわけで、「想定外」ではありません。
約100年前に世界的に猛威をふるったスペイン風邪、日本でも数十万人の死者を出しているインフルエンザウィルスが原因の疫病の経験をしています。
調べてみるに、スペイン風邪の原因もウィルスの存在も解明されていなかった当時の日本で、経験値から3密を避ける事が政府や自治体から発せられていたそう。
そういう経験をしておきながらコロッと忘れて、早期に危険信号を発しなかった政府要人たち、民主党政権時代が悪夢の時代とか言ってる場合じゃないと思いますがねえ。
新コロナの感染者を満載したクルーズ船が寄港した時に、スペイン風邪の経験を国を挙げてもっと吹聴すべきだったのではないか、と思う。
かくいう私も、スペイン風邪の歴史は学んでおらず、対岸の火事意識ではありましたけんど・・・。
今更全家庭に布製マスクを2枚配るとか、愚の骨頂の政策を考える前にやるべきことはあったでしょうに。
この国は生物化学兵器によるテロへの対応は整備されているのだろうか・・・。
リーダーたるもの歴史に学び、常にアンテナを張って危険を察知し、警鐘を鳴らしてもらいたい。
その点北海道や大阪は俊敏に反応していたと思います。