ドライバー不足で流通に支障をきたす事が懸念されています。
トラック運送で思い出す事。
学生の頃はいろいろなアルバイトに精を出したものです。
どちらかというと頭を使うものではなく、体を使うものが多かったように思います。
トラックの助手は比較的ラクチンな部類のバイトでした。
荷下ろしや荷積みは典型的な肉体労働ですが、その時以外はトラックに乗っているだけ。
遠方の時はなんもせず移動しているだけでバイト料がもらえます。
引っ越しは一見大変そうに見えますが、荷物は軽いものが多く、比較的楽でした。
ある時、川崎の方へ納品に行った時、目的地の町工場に着いて、トラックの後部の扉を開けると荷物らしきものがありません。
よく見て見ると荷台に平べったい箱が並んでおり、百個程あったでしょうか。
ドライバーと一緒に荷下ろしを始めたんですが、おそらく自転車のペダルの部品かと思うのですが、鉄の塊ですからその箱の重い事。
ドライバーは初老ですがガッチリタイプで運び馴れているので涼しい顔で作業していますが、こちとらはへなちょこの美大生、とんでもない重労働に生きた心地がしませんでした。
今の運送業界、特に配送業は低賃金過重労働と聞きます。
頼む方も荷物が来るときは在宅、不在の再配送は有料にすればよいと思います。