日本の対馬にある観音寺というお寺に安置されていた観音菩薩像が2012年に韓国の窃盗団によって盗難の被害に遭いました。
この仏像、元々は韓国の浮石(プソク)寺にあったものを14世紀に倭寇に盗まれたという経緯があるようです。
韓国の寺の言い分としては元々自分たちのものであった仏像を取り返しただけと主張、韓国、日本双方によって所有権が韓国の裁判所で争われてきました。
文化財を巡る両国の争い、当の観音様もハラハラしていたに違いアリマセン。
御仏の心はモノの執着から離れる事にあると説いているのに、と・・・。
韓国最高裁の判決は、所有権は日本の観音寺にあるというものでした。
韓国側の寺はこの結果に怒りをあらわにしていました。
このままでは心の整理がつかないと思われます。
そこでわだかまりの解消方法を考えてみました。
両国のクラウドファンディングで募金を募って仏像のレプリカを作り、60年ごとに韓国・日本と仏像の交換を行う。
これを機に両国の親善、市民レベルの文化交流を図る。
寺同士も姉妹寺の関係を結び、観光開発も共同で行う。
両国の修学旅行先として訪問し合い、平和教育の礎とする。
文字通り仏縁が結ぶ両国関係、盗んだ盗まれたは歴史的事実として後世にもきちんと語り継がれるべきで、憎悪の連鎖は仏陀の教えに背くことになる事を皆で再認識するのが賢明かと。