我が家のミー、御年22歳の超高齢婆ちゃん猫にございます。
最近急にに足腰の衰えが目立ってまいりましたが、患うもなくエサもよく食い、まだまだ生きる気力はあるようです。
先日朝5時頃起きてみると足元にうずくまっておりました。
薄闇の中、いつもは腹が動いて呼吸をしているのがわかるんですが、この時は動いていないように見え、いよいよ逝ってしまったかと思ったものです。
トイレに行って戻ってみると顔を上げてこちらを見ているので、な~んだ生きとるやんか、と。
しかしながら今まで野太い声で鳴いていた(吠えていた?)のに、消え入るような細い声になりました。
家族もいよいよ覚悟を決め、家を離れて住んでいる長男も様子を見に来たり。
最近車で謡を練習しています。
人間五十年 化天(下天)のうちを比ぶれば 夢幻のごとくなり
ひとたび生を受け 滅せぬものの あるべきか
敦盛の一節ですが、生あるものは必ず滅びるもの、この世は無常である、と。
ま、死は実はとても身近で特別な事ではありません。命あるものはいつか死を迎えるのが自然で当たり前の出来事。死を悲しむというのも当然の感情ですが、それがゆえにこの世は虚しいと思うのは違うのかなと。
プーチンが母親たちに、人はいつか死ぬもの、国を守るために戦死した息子を誇りに思え、と述べたそうですがそれは違うでしょ。
戦争で死ぬのは否応なく殺されるわけで、自然死とは意味が全く違います。
我が家の老描が戦争の話になっちゃいましたが、戦争はしてもさせてもいい事はなんもありません。