ここのところ車で埼玉方面に出かけています。
NHKのラジオ放送でパラリンピックの実況をやっているのでそれを聞きながら片道2時間半ほどの道のりを行き来してます。
運転中はテレビを観るわけに行かないのでラジオです。
と言ってもカーナビについていたテレビは地デジ不対応なのでとっくにテレビは観れません。
ラジオでスポーツ、なかなかのものです。
視覚情報はゼロ、アナウンサーの言葉だけですべてを想像するしかありません。
陸上競技や水泳、車いすラグビー、車いすバスケットボールなどを楽しみました。
解説者もいるんですがこれが解説になっておらず、いいです、いいです、とかやりましたね~、とか解説というよりは感想ですね。
柔道もやっていましたがラジオからはどうなってるのかさっぱり。
ま、でも選手を応援している内容なので好感が持てます。
展開が早いスポーツ、車いすラグビーなどはアナウンサーの言葉が動きに追い付かず、結果を確認するのが精いっぱいとなります。
水泳でもゴールの瞬間、どこの選手が何着でゴールしたかのアナウンスがなく、肝心の日本人選手の状況がわかりません。
アナウンサーはパラリンピックの実況中継に慣れていないのか言い間違いも結構ありました。
さて、帰宅してからテレビのニュース番組で競技の様子を観て、ああこういうものだったのか!と理解いたしました。
一旦見ておくとラジオでも想像力が豊かになります。
しかしながらラジオよりテレビの方が感動度が圧倒的にあるのではないかと。
特に水泳、水泳は障がいの度合いがストレートにわかります。
ラジオで聴いていたバタフライの競技をテレビで観ましたが、すごい!の一言につきます。
両手がない選手、バサロキックのように体を上下にくねらせて泳ぐ姿、ターンもゴールも頭で壁にタッチ。
両足がなく腕だけでの自由形、片手片足だけの背泳ぎ・・・。
いきいきと泳ぐ選手を観ながら水の中では陸上と違ってとても自由に振る舞えるんではないか、と。
そして普段は目にしない不自由な肉体を惜しげもなく露出しています。
アナと雪の女王の歌詞にある「ありのままに」そのもの。
スポーツに打ち込む姿はやはり感動的です。
パラリンピックを通じて、市内のプールに障がい者が泳いでいてもそれが当たり前な光景になり、健常者も普通の事として気にもとめない世の中になればよいと思います。
こういう気持ちをラジオから感じにくいのは残念に思います。