HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓の曲についての考察

私が作る太鼓曲に必ず入れる要素があります。

一つは掛け合い。

掛け合いは二人以上で行うものですが、相手に委ねる部分があるのでこれがなかなかムズカシイものです。

それぞれが共通のテンポキープがきちんとできていないとスムースにいきません。

自分ファーストでなく、相手のことも察しないと音がきれいにつながっていきません。

 

太鼓曲「歓喜」の冒頭にはおろしでの掛け合いを設定、曲中にも二手に分けてあえて掛け合いにしている部分があります。

練習の時は、掛け合いの部分はあえて分けずに一人で打つように伝えています。

一人で打てるようになったらそこを二手に分け、掛け合いの練習をします。

そうする事で相手の音が止むのを待って自分の音を出して遅れたり、間が詰まったりするのを改善します。

 

お互いの息を合わせる、とっても大事な課題クリアのために掛け合いパートを必ず設定しています。

また演奏する時には音が二手に分かれるため、音が立体的になる事、

また見た目にも変化に富む太鼓になる事、等の効果が生まれます。

 

以上の事から自曲には必ず掛け合いパートを入れております。

掛け合いをスムースに行うためにはそれなりの練習が必要になりますが、

演奏のレベルアップを目指して是非ものにして欲しいと思っています。