HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:歓喜指導

月一の埼玉の太鼓チームの指導に行ってまいりました。

この日は東京の高校→埼玉と掛け持ちなので車で移動、定刻より30分遅れで到着、

まずは効率的な音出しから。

以前考案した打ち方を試して見ます。

バチは垂直になるように立て、両肘を脇腹にぴったりくっつけて肘を軸に太鼓を打って見る。

これで手打ちの悪い例を体感してみます。

次にくっつけていた肘を1cm前に出し、そこからバチを5cm引き上げる。

そのまま肘の力を抜いて太鼓の面にバチを落とす。

この5cmの落差で力を入れずに音が出る感覚を体感します。

一打打ちの時は、この姿勢でバチを頭上に挙げて、そこから脱力してバチを太鼓の面に落とす、

これも同時に体感してもらいます。

手の高さで音の大きさが変わる事を確認、力ではなく、重力で音を出す方法を理解します。

次に胸の前にバチを構えるこの姿勢からバチを下方に引き抜く感覚を体験、

「打つ」のではなく「引く」動きを意識してみます。


この後、課題曲の「歓喜」の前半部分を最後までやりました。

高校と同じくらいの進行具合なので当方としてはわかりやすく助かります。

最後のフレーズを練習して通しでやってみます。

掛け合いのところは慣れていないのでやはり難しく、スムースにつながって行きません。

声だけの受け渡しはちょっと練習をしたらできるようになりました。


今回はチームにとっては初挑戦になるソロをやりました。

やはり複雑なフレーズを打って自滅する人が続出、

ソロは個性を発揮できるところなのでやる事には制約がない事、

ただしテンポだけは認識してテンポに乗る事は意識することを伝えました。

今のところはソロの長さは気にせず、次の人に渡す時にそれとわかる合図を出してあげる、

とにかくノリノリで自分を出す、に集中してもらいたいところです。

後半の縁打ちのパートはおいおいやる事にし、

前半部+ソロパートで舞台に上げられるよう練習してもらうことでお開きにしました。

次回は7月5日となります。