キリスト教における七つの罪源に関してしばらく書き綴ってまいりましょう。
7つの大罪と言われる事も多いのですが、その行為自体は罪深いものとして断罪されるわけではなく、人として慎むべき行為とされておるようであります。
1、傲慢PRIDE
2、嫉妬ENVY
3、憤怒WRATH
4、怠惰SLOTH
5、強欲GREED
6、暴食GLUTTONY
7、色欲LUST
1傲慢に関して
恥ずかしながら傲慢の英語がPRIDEという事を初めて知りました。
日本ではプライドは自尊心と訳される事が多く、あの人はプライドが高い、とかでよく使われます。
また、誇りという意味もあり、プライドにかけて、プライドをかけて戦い抜く、とか肯定的な使われ方がなされます。
さて7つの罪源の傲慢、PRIDEは高慢、うぬぼれ、思い上がり、等、自分を見失う要素が含まれております。
権力を持つと、傲慢になる人が多く、平家物語でも「おごれるものは久しからず盛者必衰の理を表す」と記されており、権力=傲慢という構図は古今東西人類の共通点である事がわかります。
傲慢不遜の面々、永田町にも嫌と言うほど並んでおります。
自己都合で法律を解釈する、都合の悪い公文書は書き換えさせる、その責任を感じて自らの命を絶ってもしらんぷり、まさに権力のなせるワザでしょう。
今や総裁選の真っ只中ですが、なにかにつけ臭いものに蓋をし続けた官房長官、総理になってもその方針はプライドにかけて守り抜くのでしょうか。
日本国民のためにも傲慢はやめましょう。