核の抑止力と言うけれど、狭い密室(地球)でお互い(核保有国)が手りゅう弾を握りしめて威嚇しあっているのとおんなじではないのかいな。
これが通常の火薬の手りゅう弾ではなく、核爆発を伴い、お互い投げ合ったら密室にいる生物は直接間接に死滅しちゃうというオソロシイ代物です。
やったらやり返すぞ、という立ちすくみの状態が続いています。
昔は米ソ間の緊張でしたが、核爆弾を持てば軍事大国になれるんだという妄想の元核を開発、今や核を保有する国が9カ国、地球上には1万2000発以上の核爆弾が存在します。
為政者は何回地球を滅ぼすつもりなんでしょう?
かつてキューバ危機では米ソ間での核戦争の瀬戸際まで行きましたが、なんとか踏みとどまった経緯があります。
いつ何時、狂った為政者のボタンの掛け違いで核ミサイルの発射ボタンが押されないとも限りません。
まずは握りしめている核の手りゅう弾を廃棄させないと人類は悪夢を見続ける事になるでしょう。
ダイナマイトを発明したノーベル博士、それによって巨万の富を築いたけれど戦争にも悪用されたことを悔やみ、ノーベル財団を創設、物理、化学、医学、生理学、文学、そして人類の平和に貢献した者を表彰し賞金を授与する制度を発足させました。
原爆は兵器として開発され、その効果測定を兼ねて日本に二発の原子爆弾が落とされ、ヒバクシャは悲惨な体験をする事となりました。
また日本のマグロ漁船第五福竜丸乗組員はアメリカの水爆実験によるヒバクシャとなりました。
実験場近辺の住民にも健康被害が多発していることはあまり知られていません。
ヒバクシャの生の声が核戦争を抑止したという事で被団協がノーベル平和賞を受賞しました。
この声が核廃絶に向けて前進することを切に願います。
人類に核兵器は不要です。
核の抑止力で保てる平和、ゆがんでますよ。