埼玉のチームでは太鼓体操337が定着しつつあります。
まだまだ完璧に理解されていないところがありますが、基礎打ちの練習時に太鼓体操337に立ち返り基礎の重要な部分を再確認します。
今回は見学の方が一名こられていましたが、太鼓体操337を毎回行う事で準備体操をしながら太鼓の基礎を学ぶ事ができるので初心者用の特別枠を設ける必要がありません。
初心者、初級者、中級者、上級者が同時にそれぞれのレベルで行う事ができます。
太鼓体操337の最後は深呼吸で終わりますが、それまでリーダーが1234と号令をかけ、メンバーが5678と掛け声をかけるようにしています。
深呼吸の時は声が出せない(息を吸うとき)ので無言で行うよう指定されています。この時もリーダーのカウントを読み取る事を重要視することを伝えました。
息を合わせる気持ちを持つ事、それを実践する機会を設けています。
単なる準備体操ではなく、太鼓の極意満載の太鼓体操337となっています。
基礎打ちの練習時、トコトコドゴドゴと強弱を打ち分ける事をやっていましたが、左右の手の高さが異なっているメンバーがおりました。
これも337体操に両手でクレッシェンドを打つパートがあるので、左右均等に打つ、という意識を持ってもらうよう伝えました。
修正するポイントを確認しつつその修正を実践する、という認識を持ってもらいたいので、337体操にその要素を盛り込んであります。
今回の基礎打ちで、ドゴうん→ドコうん→の掛け合いをやっていましたが、どうにもうまくつながりません。
原因はテンポ感を共有できていない事、とにかくドゴうんのフレーズのみを打つ事に専念してしまっています。
ドゴうんのうんの休符が入るところが難易度を上げています。
テンポを共有するためにドコうんではなく、ドゴトコでやってみるよう伝えました。
ドゴトコで一定の同じテンポを共有する、これができるようになったらトコを抜いてドゴうんへ。トコを抜いても頭の中ではドゴトコを打ち続けるように。
最後に横打ちに初チャレンジ、「歓喜」横打ちバージョンで一通りデモ演奏を行いました。
横打ちも、横打ち用の新たな曲を覚えるのではなく、既存の曲で横打ちに対応できるようにしてあります。
「歓喜」はもともと基礎打ち用の曲なので、337体操と同じように書くフレーズで基本を確認しながら練習できるよう工夫されています。
いきなり一番難しい八丈太鼓の四ツ打ちにチャレンジしましたが、これを克服すれば横打ちの半分以上は終了します。
しばらくは頭と体を混乱させていただければと。