年初の企画イベント、八丈太鼓研修会無事終了しました。
10時から4時まで、午前は座学、午後は実技という構成でお願いしました。
都立南多摩中等学校の今川先生と卒業生、八丈高校のOBと講師陣も充実、
座学は動画も準備していただき、八丈の島の歴史、風物、日常生活、太鼓、
そして南多摩中等学校和太鼓部の八丈太鼓にかける情熱と熱血指導が紹介されたテレビ番組等
八丈太鼓の情報がしっかり伝わる内容でした。
その中で、南多摩中等学校和太鼓部の都大会へのチャレンジで、
金賞を取らないと全国大会に進めない中、銀賞に終わったシーンがあります。
これについて顧問の先生は、勝ちにこだわり過ぎたのかも知れません、
自分たちの八丈太鼓は初心に帰り太鼓を楽しむ事だった事に気がついた、
という反省を述べておられました。
その結果、去年の大会は見事金賞、全国大会に出場します。
人は負けの味を知り、そこから立ち上がる時に成長するという好例に受講した指導員も
思いを新たにしたようです。
午後は実技で実際に太鼓を打ちながら講義が進められました。
八丈太鼓の上拍子の基本として「四つ打ち」を教えてもらい、
下拍子の「ゆうきち」「本ばたき」「しゃばたき」を行いました。
予定していた「樫立てばたき」(祇園ばたき)は時間が足りず今回は断念。
最後は八丈太鼓の真骨頂回し打ちを体験し、15分オーバーで終了。
今回は駆け足で八丈の研修を行いましたが、参加者は全員大満足、成功裏に終わりました。
八丈太鼓はとても自由闊達な素晴らしい太鼓で個人的にも大好きなんですが
唯一の欠点、多くの人数で一緒に打てない、というものがあります。
かと言って決められた曲を打つ、というのは八丈太鼓ではないので悩ましいところです。
この解決方法として、前に紹介した「楽八丈」の構想があるので、
機会を見つけて試してみたいと思っています。