太鼓祭り西日本大会、一般の部で感じた事をつらつら書いて見たいと思います。
毎回出場している地元の団体、演奏レベルは文句なしの圧倒的なスタイルに変わりはありません。
ビジュアルにも工夫をしていて、最後は女性二人が左右の大太鼓にうちまたがり、
立体的な構成をしておりました。
この団体の演奏に初めて触れた時は衝撃を受け、ぶっちぎりのダントツという印象を受けたものです。
しかし、2回目3回目ともなると、同じ内容に進化の跡が見られず、インパクトも失せて行きました。
今回も、練習に裏打ちされた皆の一糸乱れぬ演奏は圧巻でしたが、
太鼓の配置はシンメトリー、音の構成も同期はしていますがとてもシンプル、
いつものように目をつぶって聴いてみると、ビジュアルの情報が入って来ないため音オンリーになります。
そうすると音圧はあるものの意外と面白みのない音作りということがわかります。
太鼓は音楽なので、音楽的な音作りが求められると思っているので、
単純に皆でガンガン打つ太鼓よりは音の構成が考えられている太鼓の方が評価が高くなります。
複数で打つのは音圧を得る手段でもありますが、それだけではなく複数を活かす打ち方があるのでは?
太鼓も元気に打っているだけではなく、構成の妙で魅せる時代になって行くと思います。