太鼓の重要な要素として「心・技・体」があると思っています。
これを理解するために、それぞれに「力」をつけてみました。
「心力・技力・体力」。
「心力」は打ち手の気持ち、太鼓は意思を持って打たないと人に伝わる音になって来ません。
何かを表現したいとか、楽しいと感じる気持ちが大事。
「技力」は、早く打つ、とか正確に打つ、という技術の習得が不可欠。
これが培われないといくら気持ちがあっても表現はままなりません。
「体力」は文字どおり肉体の力、打ち続ける物理的な体力は必要です。
和太鼓の魅力の一つとして、体力の限り、みたいなところもあったりします。
実はこの「体」の中に、姿勢の意味の体を含みたいところです。
体をなさない、という言い方があるように体は態に通じるため
心技体に態を加え心技体態とした方が良いかも知れません。
態力という言葉はありませんが、
ここでいう態は姿がどう見えるかという芸能芸術に共通した力かも知れません。