今回は前回に続き指導者も見えられ、曲練のおさらいをしました。
「祭り」「とんばね」「感謝」の三曲。
「祭り」に関しては前回、珍しくいい出来との評価をいただき、再挑戦。
原曲を再現するために新人さんを鳴り物担当とし、配置も本番用に決めて演奏しました。
曲をまだしっかり思い出していない部分があり、フレーズが移る時にちょっとぎこちないところが。
注意されたのは声を出すこと。
最後が合わないのでフィナーレ部分のテンポを一段緩めという事に決めました。
次に「とんばね」を。
とんばねは二台の太鼓を打ちながら文字どおり「飛び跳ねる」曲。
一番前で飛び跳ねる役をやりましたが観客に背を向けて打つところがあります。
この時に打ち手の方を向く事になるのですが、皆の顔が虚ろです。全く楽しさがありません。
それを見て思わず笑っちゃいましたが、この人たちはどういう思いで太鼓やってんだろ?と・・・。
演奏後、指導者からもこれはお通夜だよ、という評価が。
飛び跳ねる人を囃し立て、元気付けるのが太鼓の役目なのに、ただ打っているだけ、
目を合わせようともしません。指導者もこれだったらやらない方がまし、とも。
確かに曲の構成は単純なので面白みに欠けるといえばそうなのですが、
だったら余計に自分で楽しまないとねえ。
それとクレッシェンドのところが全然効いていません。
そういうところを神経を使って表現しようという気持ち、集中力がないので演奏に出ちゃうんでしょう。
ただ演奏しているのはやめてもらいたいところです。
最後は「感謝」を。
この時も指導者から本気になるように、と檄を飛ばされました。
本番に出る人が休んでいたりとかで配役が足りないところがあり、
大ベテランにそこは兼用でやるようにと言うと
そんな事できない、と食ってかかる始末。
太鼓は皆で打つもの、相補うと言う気持ちが一番大切なのにまさかそう言う反応があるとは・・・。
これには指導者もそれはダメ出しをして兼務を促しました。
その結果やればできるのにやる前から拒絶するのは良くないです。
やっているこちらも気分が落ち込みます。お互い盛り立てようとしないとねえ。
指導者からはこの曲は振りをきちんと決めるようにとの指示が。
振りが決まらないと言うことは集中力散漫という事になると。
太鼓はエネルギーを注入して打たないと観客にも自分にも届くものがない、
これはどの曲も同じです、と言われましたが、この言葉がどこまで届いているか・・・。
そんな中で、演奏の配置や交代の仕方を提案する人がおり、
理にかなっているのでその通りにする事になりました。
この人は以前は結構否定的な人でしたが、太鼓に慣れてくると積極的な提案をするようになりました。
自信がそうさせるようになったのだと思います。
否定的ではなく肯定的に、皆で盛り上げる、これって大事だと思います。