HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

本日:明治時代のシンボル?

日本のシンボルはフジヤマ?

大戦中は日本に侵入するB29のかっこうの目印にもなったとされる単独峰です。

シンボルはその地域に暮らす人々の心象風景とされていて、心の拠り所となっています。

明治の世が訪れる前は、各地に城下町があり、その中心となるお城はまさにシンボル、

お城を見上げては郷土愛を育んだと思われます。

ところが、明治新政府は前時代の記憶を消し去り、軍事拠点になる城を解体しました。

江戸城天守閣は江戸の大火で焼け落ち、その後再建されませんでしたが、

もし天守が残っていたら東京の精神的なシンボルになっていたかも知れません。

江戸は元々徳川幕府のお膝元ですから、明治政府にとってそれは都合が悪かったでしょうけど。

今も皇居に江戸城天守がそびえていたら東京人も帰属意識が強まっていたかも知れません。

そう考えると、明治時代のシンボルってなんなんだろうと考えてしまいます。