HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

食:サイダーの歴史

日本のサイダーの歴史をひも解いてみました。

日本のサイダー発祥の地は諸説あるようです。

そもそもサイダーって?

ciderという英語表記はリンゴ酒とかリンゴジュースを意味するもので

下記のシャンペンサイダーはリンゴやパイナップルの風味をつけた炭酸清涼飲料だったとか。

1868年横浜の外国人居留地で売り出されたシャンペン・サイダーが日本で最初のサイダーと

されるそうですがこれは在留外国人向けで一般の日本人の口には入らなかったものだとか。

その後1889年に同じく横浜で売り出された王冠使用・瓶入りの金線サイダーが、

日本で本格的に流通した最初のサイダーと言われています。

またこれとは別に1884年発売の三ツ矢平野水、

1897年頃発売の岐阜の養老サイダー(伊吹サイダー)、
 
先の三矢平野水をベースとした1907年発売の三ツ矢サイダーなども

日本初のサイダーとして紹介されていたりします。

1904年に長崎で発売されたBANZAIサイダーは日本で最初に大量生産された清涼飲料水。

また1901年に有馬温泉の炭酸水を瓶詰にして鉄砲水と称して販売していたそうですが、

これに砂糖を入れて有馬サイダーとして売り出したのが1908年。

鉄砲水のいわれは炭酸水を一升瓶に入れて持ち帰るとき、

鉄砲のようにコルクの栓が飛ぶ事からだそうです。

日本初、というのは諸説あり、今更ながら本家本元争いをするのは

湧き出て消えて行くサイダーの泡のようにはかないものなのかも知れませんね。