未来とは 過去形となりし現在
過去の行いが現在を形作っているように、現在が未来を創る、とも。
未来をいくら思い描いてもそれに向かって何かしら努力をしないと夢の実現は難しい。
人はそんなに飛躍できるものでもないでしょうし。
先日のドキュメント番組で、若者達が先達に弟子入りしてみる、というものがありました。
出版プロデューサーに弟子入りした3人の若者、初日に作品を見せてと言われ
持参したそれぞれの漫画や歌、小説を披露したのだけれど、どれも話にならないと一蹴されます。
この日が前もってわかっているのにも拘らず君たちは何の努力の跡も見られないと。
未来に向かって現在をおろそかにしている、と手厳しく一刀両断。
私がまだ若い頃、ある大学教授の言っていた事が耳に残っています。
ある日教授のところに学生が来て、先生、実は私、小説家になりたいのですが、と相談したと。
教授はすかさず、君が本当に小説家になりたいんだったら
私のところに来る前にすでに小説を書いているだろうに、と。
これ以降、自分がやりたいと思ったら即行動に移すよう心がけるようになりました。
やってみて、ダメなようならやめればよし。
未来とは今現在が過去になった時の事を言うというわけです。
そうこうしていろいろ経験した方が後になって人生豊かになることは疑いないでしょう。
やり始めるのに遅過ぎる、という事もないと思います。
ま、若い人(頃)と比べれば能力的なハンディがあることは否めませんが
今を大事にすればよろし。
机上の空論も実はまた愉しいものですが、そればかりだと後々寂しいかも。
現在は 過去の未来の成れの果て