HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:基礎打ち曲の応用

日本太鼓協会の公認指導員会、今は80人ほどになりました。

自主研修会に集まるのは大体25人前後、何をやるかは自分たちで決めます。

今回は三宅についてやる予定ですが、基礎打ち曲「歓喜」の布教活動もしてみようかと思っています。

この歓喜は元々は伏せ打ちの基礎打ち練習曲で考えたものですが、

後になって斜め台2台を向かい合わせたものでも打てる事に気付きました。

また、先日は八丈太鼓のような横打ちでもできるのではないかと。

同じ横打ちの三宅スタイルでもできそうです。

我ながら気に入っているのは基礎打ちの練習がほぼ網羅できるのと

一旦覚えれば同じ曲で他の打ち方への応用がきく、というところでしょうか。

これが標準曲になれば基礎を学びつつ、いつでもどこでも誰とでも同じ太鼓が打てるようになる、

と大きな夢を描いております。

一期の指導員講習の時に、課題曲が講師によって作られましたがどちらかというと曲のための曲、

というイメージが強く、それを覚えたからといって応用が広がるものではありませんでした。

せっかく覚えるならその曲が役に立ってほしいなあと漠然と感じていました。

太鼓協会の教本は北原永先生の監修で作られましたが、北原先生の曲のすごいのは

一つの曲でバリエーションがいくつでもできちゃうというところです。

決められたものを忠実にやるだけではなく、そこからの応用範囲がとても広い。

そんな手法や自由な八丈太鼓のエッセンスを入れて考えてみたのがこの歓喜という練習曲でした。

そんな歓喜の何より特徴的と思っているのはソロパートが挿入されている事。

自分たちのチームや指導員チームで少しずつ打っていますが、いきなりソロをやりなさい、

と言われて面喰らう人もけっこういます。

指導員はさすがにちょっとやると皆そつなく打てるようになりましたが、

何回か練習しないと息があって来ませんでした。

ソロは個性が表現できるのでとてもよいもんだと思っています。

今、このソロ回しの究極パターンで果たして1拍ずつ回せるんだろうか、と考えています。

人数が多い場合、ソロ回しの部分があまりにも長くなっちゃうとちょっと問題なので、

一人一打か1拍で回して全体になめらかにつながるか?という事にチャレンジしてみたい。

理想はそれで全体的にアドリブで仕上がれば最高かなと。

練習の時に二人か三人でこれをやるとすごく楽しそうです。

決められたフレーズを回していく、という練習方法もあると思いますが、

その場でフレーズを作っていくというスリリングな芸当ができるようになれば

かなりのレベルアップが可能かと。

そのうち実験してみたいと思っています。