土塀が続く石畳の街並は往時にタイムスリップさせてくれます。
訪れたのは平日のため人影も少なくいい雰囲気でした。
大野庄用水沿いの武家屋敷、石垣にところどころ見える開口部は
この用水の水を引き入れ、庭園を巡らせる曲水に利用しているもの。
屋敷と庭は武家屋敷と切っても切れない関係があるようです。
また雪の季節には土塀を守るため籠掛けがなされ冬の風物詩となっています。
籠は土塀のみならず路地にも敷かれ、滑り止めとして活用されています。
石灯籠も冬支度、どこやら妖怪のようでユーモラス。
今にも歩き出しそうです。
庭も季節季節でいろいろな表情を見せてくれています。
豪壮な邸宅が移築されています。
当時としては珍しいギヤマン(ガラス)入りの障子、庭が見通せる仕掛けになっています。
その庭はかなりの落差のある曲水を配したすばらしいもの、
濡れ縁の大きな一枚板のケヤキもスゴイ。
この庭は過去に米国の庭園紙で日本の庭の三本指に入るという評価のもので
随所に見所がある(滝の音などの聞き所も)日本の庭らしい庭です。
写真ではわかりにくいですが手前と石橋の向こうでは3mくらいの落差があります。
まだまだ散策は続きます。