HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

スリランカ:コロンボのホテル

いつもはニゴンボにある定宿のマンゴーハウスに泊まるのですが今回はコロンボのホテルに一泊、

ヒルトンホテルは去年、ボールルームで太鼓のソロ演奏を行ったので勝手を知っていましたが

ネットで調べ海辺に建つこのキングスベリーホテルを予約しました。

このホテル1泊で窓無しホテルに6泊程度できるお値段ですが

ま、そういうのもたまにはいっか、と。

唯一の誤算は、ゆったり湯船に浸かれると思い込んでいたこと。

広~いバスルームには豪華なシャワーのみ、予約時にバスタブあるかどうかの確認をすべし、

という学習になったのでありました。

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部屋にあったガイドブック、スリランカの事をいろいろ知る事ができるスグレモノ。

よくある単なる観光ガイドではなく、スリランカへの知識欲を満足させてくれる構成になっています。

このページはニゴンボについて書かれていますが、歴史的背景から宗教、産業まで

簡潔にまとめられています。

スリランカ大航海時代の航路上にあり、まずはポルトガル(この時にカトリックになった)
オランダ、そしてイギリスの統治下になった歴史を持ち、
他のアジア諸国と同じような経過をたどっています。

ニゴンボは有数な漁師町で、ポルトガル時代の影響でカトリックが多い。
仏教は殺生をよしとしないため、漁民は仏教ではなくカトリック信者という背景もあるようです。

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スリランカで有名なのは宝石。
ダイヤモンド以外は殆ど産出されるとか。
特に有名なのはサファイヤでブルーサファイヤは故ダイアナ妃との縁も深いものだとか。
街を流しているトゥクトゥク(三輪タクシー)も観光客とみると宝石商に連れて行きたがります。
道路工事の土の中から1000万円級の宝石が偶然見つかる国です。
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また数々のスパイスも特産。
カレーの原料になるスパイスは枚挙にいとまがありません。
スパイスは薬草でもあります。
当地の高名なアーユルベーダのドクターに診察してもらうと
(診察料はタダ)症状によって薬を出してくれます。
化学的な薬は一切無く、すべて草や木、動物の自然素材から作られた薬剤です。

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もう一つの名産は紅茶。
スリランカはかつてセイロンと呼ばれ、セイロン紅茶はあまりにも有名。
イギリス統治時代に世界的商品のコーヒー栽培を試みたがうまく行かず、紅茶に切り替えたとか。
インドでも紅茶が生産されこのことからイギリス=紅茶という関係が成立するというわけ。
今も紅茶はイギリス向けに輸出されています。

スリランカの空港にはいくつものお土産の紅茶ショップがあり
前々回たまたま空港で買ったDilmahブランドの紅茶。
日本に帰ってから賞味すると、これがとってもおいしい紅茶でした。
今年の二月にコロンボ市内をぶらついているとこのティーラウンジがありました。
店のデザインもおしゃれで、提供される紅茶もおしゃれ、何かを感じさせるものがありました。

ネットで調べてみると、イギリス頼みのスリランカの紅茶を自国で自立できるブランドを
育てようと奮闘してできたものという事を知りました。
自前の紅茶農園を持ち、自国のために雇用を創出し、利益を還元し、
売り上げの一部を寄付している企業、何よりもオイシイという信頼。
こういうところは自然と応援したくなっちゃいますね。

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日本でも入手は可能で、ネット販売や一部の高級スーパーに置いてあります。

スリランカのお土産は店も商品もまだまだ未開発、未整備のイメージ、
これから観光開発が本格化するといろいろ揃ってくる事でしょう。

このホテルではスリランカのいろいろな情報がいいお土産になりました。