HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

スリランカ:ニゴンボの港祭り

コロンボから車で約1時間ほど北に位置するニゴンボはスリランカでも有数な漁師町。

年に一度のお祭りに遭遇しました。

橋の上で待機する人々。

ありとあらゆる船が海上に出て、最後に船からお菓子がばらまかれます。

日本の餅撒きのようなものです。

それをゲットしようと待ち構える人たちです。

イメージ 1

飲み物やおもちゃを売る露店もいくつか出ています。
イメージ 2

奥に見えるのは素焼きの陶器を売る店。
イメージ 3

時間になるといっせいに沖合に船が向かいます。
その中心は聖母マリアを乗せた御座船。
ちょっと見づらいですが旗竿をかかげている大きな船がそれです。
沖合を一周して港に戻って来ます。
イメージ 4

港は船と人でごったがえしています。
イメージ 5

聖体の聖母マリア像が船から降ろされ教会へ。
イメージ 6

ニゴンボはカトリック教徒が多く、町の辻々には聖人を祀る祠がそここにあります。
それぞれ信仰する人々がおり、掲げる旗の色も異なっています。
この御神体は白と青、いわゆるテーマカラー?

詳しくはわかりませんがペテロやパウロ、聖人はたくさんいるようです。
昔読んだ本には聖人は365人以上いて、毎日異なった聖人の日があるそうな。
その日に生まれる子の名前を聖人にちなんだものにする風習もあるとか。
名前で生まれた年月日がわかっちゃうらしいです。

ここニゴンボはもともとポルトガル人が入って来て、そのためにカトリックになったのだとか。
また殺生を戒める仏教徒は漁師にならない事もあって漁師はクリスチャンという事らしいです。

ポルトガルの後にはオランダ人がやってきて海岸線を手中に収めます。
ニゴンボからコロンボまで70kmほどをほぼ一直線の運河を掘削しそれは今でも残っています。
オランダはこの時代宗教改革を経験していると思われますが、その植民地でプロテスタント
布教したという認識がありません。
日本でもポルトガルがもたらしたカトリック信仰はその後も隠れキリシタンとして
有名ですがプロテスタントはどうなんでしょ?
その辺が私にとってはよくわからんところであります。

ま、そんなこんなで今回はニゴンボの貴重なお祭りを目にする事ができたのでした。