馬鹿祭り用に個人打ちの練習を中心にやっていたため譜面ものを久々に打ってみると
なんと頭が白紙状態に。フレーズがすっぽり抜け落ちてしまって、しばらく打てませんでした。
何回かトライして行くうち、体で覚えた分が少しずつ思い出され、
何とか最後まで辿り着く事ができました。いやあ、あせりました。
こういう時ってあせればあせるほど頭の中真っ白になってしまうもんですね。
今日の稽古は今までの流れとは違い、譜面ものも全員では打たず一人で打つ事になりました。
先生曰く、全員で打つと寄りかかるので独り立ちができるように一人で打つ事にしたと。
そうして一人ずつ講評がありとても実のある稽古になって行くような気がします。
私の番の時、一番基礎的な譜面ものの四番をやらせてもらいました。
下拍子もそれぞれ交代で打つのですが、個人打ちではテンポを決めるのに上拍子から打つのが普通です。
ゆうきちの四番はいつも打つポピュラーな譜面ものなので、下拍子はおまかせでお願いしました。
打ち終わって下拍子に注文がつきました。上拍子におまかせと言われた以上、テンポの構成は
下の方で引っ張って行かねばならない、今のは打ち出しのテンポが速く、三回繰り返しても全体の
メリハリがなかったと。三回目最後のテンポを想定して初回の打ち出しはもっとゆっくり出るべきと。
八丈太鼓は上拍子が自由裁量で決めるのが原則ですが、そうでもない場合もあるわけです。
個人的には相変わらず細かいフレーズがよろしくないという指摘がありました。
今日は見学の方が一人見え、二時間ばかりいらっしゃいました。
見ているばかりでは何だからとバチを握ってもらいましたが、とても初めてとは思えないセンスのよさ、
その場で入会を決めてもらいました。
いい刺激を与えてくれそうです。