おもてなし 対極にある 毒餃子
冷凍食品に農薬を混入していたと見られる容疑者が逮捕されました。
本人は覚えていないと供述しているそうですがほぼクロに間違いないでしょう。
それにしても会社の待遇に逆恨みをして不特定多数が口にする食品に
毒物を混入するというのは許される行為ではないでしょう。
日本のモノヅクリの素晴らしい点はそれを使ったり食べたりする見えない相手の事も
考えて行われるということではないでしょうか。
東京オリンピック招致で一躍脚光を浴びた「おもてなし」、
相手の事を想って成す、という相手の立場に立ってものを考えるという文化ですね。
日本の製造ラインにはこのおもてなしの気持ちがその底にあって、品質を保っているのだと想います。
アメリカ型の効率主義はこの目に見えない価値を考慮せず目先の利益を優先する文化。
仕事への喜びや誇りもカネで換算され、そのカネが少なければ待遇に鬱憤が蓄積されて行きます。
自分を恨むことなく会社にその鬱憤の矛先が向けられ、食品に農薬混入、となったのか、
今後の取り調べでその辺は明らかにされると想いますが
この世は裏も表もある世界、おもてなしの心大事にしたいものです。
しかし、混入されたのが青酸カリとかでなかったのがせめてもの救い?