HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:映画と演劇

かつて何かで読んだ事があるのですが、映画と演劇は似て非なるものだと。

俳優や女優が何かを演じて観客に感動を伝えるのは同じ、

映画はその感動の元をたくさんコピーして多くの劇場はおろか、時間、場所に関係なく同じものを

大量に提供できる。

演劇は限られた時間と場所で、舞台と観客双方向で感動を創り上げて行く。

映画はあくまでも一方通行、子供の頃の映画館ではヒロインの危機を救わんと怪傑黒頭巾が

馬で駆けつけるシーンに思わず拍手が起こったものだが

スクリーンの大友柳太郎(懐かしい!)はそれには知らん顔で馬を走らせた。

記録媒体の映画と、ライブの演劇、この両者には決定的な違いがあるようです。

これは普段見聞きしている太鼓にも言えることで

太鼓は生で、が大前提で、動画ではその迫力がどうにも伝わって来ないのです。

打つ方も目の前に人がいて気合いが入るもの、テレビカメラだけの前ではなんとも味気ない思い?

電球を切るほどの音と振動、打ち手の気迫は映像を通しては伝わりきらないと感じます。