HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓祭inクレアこうのす 第7回東日本大会

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日本太鼓協会主催の「太鼓祭inクレアこうのす 第7回東日本大会」に特別審査員として行ってまいりました。
 
組太鼓の部:ジュニアの部8団体/一般の部8団体
大太鼓の部:8名
の強豪たちの競演、ゲストには鬼太鼓座を迎えての太鼓コンテストです。
 
先に西日本大会、北日本大会と行われ、この東日本大会での優勝、準優勝の面々と前大会優勝者が
太鼓祭inソニックシティ2013 日本一決定戦に出場する事ができます。
 
この大会は観客の得票数と審査員の得票数の合計で順位を決定するというユニークな審査方法が採用されています。
主催者である日本太鼓協会としてはほんのひとにぎりの審査員による判定ではなく、聴衆の共感を得る演奏を見極めたい、との思いからこの方法をとっているとのこと、確かに審査員の偏りで出演者が涙をのむというコンテストはあるかも知れません。
 
組太鼓一般の部、ジュニアの部は観客投票+特別審査員票、また大太鼓の部は特別審査員票で決定します。
 
結果は
ジュニアの部:優勝 鼓摩の会 和太鼓和樂ジュニア、準優勝 創作和太鼓集団 打鼓音ジュニア
一般の部 優勝 是空、準優勝 創作和太鼓集団 打鼓音 
大太鼓の部 優勝 横山 隼人、準優勝 上岡 強太
の面々。
 
鼓摩の会 和太鼓和樂ジュニアはトップバッターでしたがレベルが非常に高く、引き締まった演奏を展開し、
8団体の演奏がすべて終了した後も印象に残るものでした。
和太鼓団体もとても数が増え、リズムだけで構成される宿命上、演奏内容が似通ってくるのは当然ですが
この演奏はもう一度観てみたい聴いてみたいと思わせるものがないと他に埋もれてしまいます。
太鼓も舞台で演奏するのが当たり前になりつつある現在、表現力や見た目の美しさ、太鼓が鳴っているか、
気迫は十分か、構成や表情も鑑賞や審査の対象になります。
印象に残る演奏と完成度、これ大事なポイントだと思っています。
 
一般の部はハイレベルでの競演となりました。
のり太鼓もすばらしい演奏を披露してくれましたが前列の締めと桶胴を使った組み太鼓で桶胴の音が生きていない印象で残念ながら減点。
優勝の是空は6人の構成ながら圧倒的なパフォーマンスで太鼓の魅力を堪能させてくれました。
一言でいうと古くて新しい!
全編を通して篠笛がフィーチャーされているのがそんな印象を与えるのかも知れません。

さて大太鼓。
これは特別審査員の票のみで決定するので審査員の皆さんも緊張気味でした。
八人の打ち手が次々と登場、富士山太鼓祭りでも大太鼓のコンテストがありましたが、
太鼓のアタック音が聴こえて来ないのはどこかもわもわとした印象になります。
一人打ちなので音が切れるところもあるのですが基本的に音がつながっているように聞かせること、
演出で無音の時もプツッと切れたようになるのはこちらの集中力もそこで切れてしまうようです。
聴いていて気持ちよい太鼓が得点も高かったように思います。

参加者の皆さんの真剣なまなざし、確かなレベル、ますますの太鼓文化の広がり深まりを実感した一日となりました。
スタッフの皆さまもお疲れさまでした。
 
さて来月はいよいよ日本一決定戦です。