団体演奏の場合は曲を覚えないとはじまらない。
先日チームの新人に密かにヒヤリングをしてみると10年選手も曲があやふやで
実に困ってしまうという意見を聞き出す事ができた。
冷静に自分を振り返ってみると確かにそういう部分はあるわけです。
演奏や曲自体変化するという事もあるのですがそれは言い訳に過ぎません。
そんな事もあって、今回の演奏曲のひとつ、鼓曲池尻を徹底研究。
違う!とあからさまに言われてしまった曲です。
オリジナルの深沢高校の演奏DVDを何回も何回も見直します。
この曲は踊りも入っているためその部分の足の運びとかはスロー再生で確認。
先日の練習で間違い!を指摘されたところはさらに念入りにチェック。
ソロの部分は演奏のDVDに合わせてなんどもエアー太鼓で体に覚えさせます。
これは電車の中でイメトレするより格段に体に入りますね。
体が無条件に動くまで反復練習。
これを各パートごとに確認をして、とにかく回数をこなします。
また、曲を体に入れつつ見た目のアクションを考えていきます。
ソロ部分は長さ以外何も決まりがなく演者の独創が活かせる部分。
前回指導者からあわて過ぎとの評があったソロ部分は
手数ではなく自分の得意とする事をメインに組み立てればいい事に気がつきました。
確かな音を出すこと、これだ!と。
太鼓の表面をなぞるような演奏ではなく、芯からしっかり音を出すこと、さてさて。
ひとつの曲もDVDに穴があくほど(元々穴はあいてますけど)繰り返し見て、
耳から覚える、目から覚える、体で覚える、地道な行為をつまないとモノにはならないという事でしょうか。
耳コピー、目コピー、体コピー、こうして伝統も受け継がれてきたように思います。
楽譜に残されたものは記録であって芸能ではないのかも。
そんな事を考えながらも、繰り返す繰り返す。