ちょうど一週間前、長野の御諏訪会館で開催された太鼓の講習会に行ってまいりました。
新宿からバスに揺られて3時間あまり、目的地岡谷に到着後さっそく宗家小口大八さんと娘さんの佳澄さんが残雪の中、暖かく迎えてくれました。
まずは会館2階にある世界の太鼓博物館の見学。
小口さん自ら案内をしていただき、世界中の演奏旅行で集めた数々の楽器を実際に音を出しながらの見学は貴重な体験となりました。
おもしろいもので、その国の太鼓や打楽器はその国の音がするもんですね。
御諏訪太鼓は武田信玄川中島の戦いにおいての太鼓二十一人衆の記述が古文書に見られます。
御諏訪太鼓の縁起や古い太鼓もこの目で見たり聞いたり、本家本元での講習にいやでも期待に胸が高まります。
その後、持参の弁当を済ませた後、いよいよ講習です。
まずは小口さんの講釈をたっぷり一時間ほど、宗家の薫陶を受けました。
「私は自分の血をあなたたちに輸血するんです。」の一言。
これはすごいインパクトです。
小口さんの推進する三愛運動、ふれ愛、話し愛、助け愛の話や人間に必要な体と心の栄養の話とか、太鼓十訓の話やいろいろの話を聞きました。
技や心がけとかではなく、創始者の血をわけるということ。
その熱き血潮を受け継ぐべく、2時間あまりの講習が始まりました。
つづく。