鴨長明の随筆「方丈記」、内容は殆ど知らなかったんですが、youtubeの現代語訳をめっけ改めて触れなおす事ができました。
有名な一節、「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまるためしなし。
世の中にある人とすみかとまたかくのごとし。」
たしか高校の古文の教科書に載っており、試験に出るからと暗記させられた記憶があります。
そのほかの文章には初めて接しましたが、当時の天変地異の事が記されており、地震、火事、竜巻など今と同じだった事がわかります。
1000年経っても同じ悲劇を繰り返しているよう。
さすがに飢饉は経験の範疇からはずれますが、食料自給率が圧倒的に低い日本、将来どうなるかわかりません。
鴨長明が現代日本の姿を目の当たりにしたら「今めく日の本の国、モノ豊かなれどそのココロ貧し 吾方丈に住みたるも心は豊穣なり 世に言うジミントーなる人々、カネと権力の亡者と覚ゆ 」と仰天するやも知れません。