1945年8月6日、8月9日は人類史上初めて原子爆弾が実戦で使われた日として記憶にとどめておくべき日です。
原爆を実戦で使用した米国は、開発した新兵器の効果測定を敵国の日本で行ったものと思われます。
原爆投下が早期に戦争を終結に導いたと言われますが、その側面は確かにあるでしょうが、非人道兵器を使った免罪符的弁解のようにも受け取れます。
新型爆弾の威力は凄まじく、8月15日の天皇の玉音放送にも触れられています。
気象条件によって広島、長崎が原爆投下地になりましたが、投下後現地に入ったアメリカ軍による綿密な調査が行われております。
被災者には治療ではなく、検査が行われ、原爆が人体に及ぼすデータが集められました。
戦争中をいいことに、日本が原爆の壮大な人体実験と破壊力の効果測定の場とされたんだと思われます。
あまりの悲惨さにその後実戦で原水爆は使われておりません。
それでも79年も経つとだんだんと生々しい記憶が失われ、核抑止力という言葉が平然と前面に出てくるようになります。
抑止力なんぞではなく、核廃絶こそが核爆弾という非人道的な最終兵器を生み出してしまった人類の目指すところでしょう。
原爆を保持している国の首長には79年前の原爆投下の夜に思いをはせて欲しい。