一夜明け 子探す父 母探す子
原爆投下の翌日に思いを馳せてみると何ともむごたらしい光景が見えてきます。
原爆は最前線ではなく、市民が暮らしている頭上に落とされました。
最前線では味方さえも巻き込んでしまう無差別大量殺戮兵器、
その効果を実戦で測定するために広島と長崎が選ばれました。
実は第一候補は長崎でなく小倉が本来の投下予定地域だったけれど、
小倉が厚い雲に覆われていたためそのまま長崎に向かったとの事。
長崎上空も雲に覆われていたが、偶然雲の隙間から長崎の街が見えたため原爆投下。
そのため本来より内陸に入った投下地点となったそうです。
広島でも長崎でも原爆が炸裂した日の夜はまだその熱気がそこここに残り、
地獄と化した地上の闇には人々のうめき声がこだましていた事でしょう。
翌日、その廃墟には肉親を探す傷ついた人たちが彷徨っていた事でしょう。
市民を標的にした原爆投下、これは戦争犯罪だと思います。
捕虜のアメリカ人も原爆によって命を落としているという事実もあり
名誉の戦死と伝えられた遺族の気持ちはいかばかりか・・・。
原爆によって世界平和が保たれているという幻想と狂気、
人類はこの悪夢から早く覚めるべしと思います。
核兵器禁止条約を無視し続ける日本政府は何考えているんでしょうかね。
ここも相変わらずの丁寧な説明がなされていません。
原爆は 平和でなくて 不和の元