アルコール 嗜むだけでは おわらない
会社勤めの頃、仕事帰りにちょっと一杯、というのも結構ありました。
一杯で終わるわけがなく、一杯が二杯、二杯が四杯とガマの油売りの口上状態。
そんな若い頃のお酒の失敗談を一つや二つお持ちの方も少なくないと思います。
アルコールが入ると気持ちが大きくなって自制心のブレーキが効かなくなったり。
その最たるものが飲酒運転・・・。
少しくらいならいいだろうとか、自分は絶対大丈夫とか、勝手な理屈をつけてハンドルを握る。
今と違って飲酒運転も社会的に重大犯罪という意識が薄かったように思えます。
自分も含めて身の回りには飲酒運転の経験がある人が少なからずおりました。
今では考えられない時代感覚デス。
さすがに泥酔状態で車に乗る事はありませんでしたが、しこたま呑んだ翌日家で目が覚めた時、どうやって家に帰ったかわからない事がありました。
店で皆と飲んでいた事は覚えているのですが、その後の記憶が一切ない、国会答弁のような「私の記憶にはございません」状態。いや、国会答弁は鮮明に覚えがあるのにシラを切っているだけでしょうけど。
吞んだくれて歩いて帰ったんでしょうが、どこをどう帰ったかがわからない・・・。
しかしながらわれ思うに、帰っている時点では酩酊しながらも帰巣本能が働いていたのではないか、歩いている時はフラフラしながらも帰らなくちゃという意識は覚醒していたのではないのかと思う次第です。
家にたどり着き眠り込んだ後にその記憶がすっぽり抜け落ちたんではないかと推測しています。
前後不覚になるまで酔いつぶれていたら帰る事すらままならなかったハズです。