3密の 後は野となれ 山となれ
日に日に全国的に新型コロナ感染者が増大、ここへきて政治も行政も打つ手がないように見える。最近の政府見解は「感染防止対策をしっかりと行い、個々で十分注意をして行動してください。」というもの。
これって「感染の責任は個人に帰するもの、個人の行動に政治は介入しないので各自ご自由に判断して頂戴、3密は避けてね。」と言ってるように聞こえまするが。
結局、今の段階では専門家会議でも出されている「3密を避ける」以外に政府や行政からの明解な指針はないという事のようですな。
今は進むべき道がない!という道が示されたようで、何とも政治の無能さを露呈しているように感じます。
密室・密接・密集の3密を避ける、というのは必要な行動指針ではあります。
これにマスクは飛沫感染にかなり有効である、というデータが示されるようになりました。今や街中でマスクをしていないと犯罪者のようなキビシイ視線を浴びせられます。
昔はマスクとサングラスは強盗(go toではない)の定番スタイルでしたけど。
そんな中、我が世田谷区は世田谷モデルとしてPCR検査を「いつでも・誰でも・何度でも」受けられる体制を目指す、という保坂区長の判断が示されました。
現在の検査能力を10倍に増強し、一日3000件のPCR検査を行い、検査・隔離政策を区として実施するというもの。
検討段階ですが、一定の効果を納めたニューヨークや中国武漢、韓国の手法をモデルとしているそうです。いいものは真似る、日本のお家芸ですが国は動こうとしない。
これに業を煮やした区独自の判断という事になりましょう。
他の自治体へのふるさと納税のあおりで区の歳入が50数億円減収の憂き目にあっている世田谷区ですが、ここはがんばってもらいたいものです。