台風21号が東北沖へ去った25日22時半、八丈島へ向け予定通り東京港を出航。
東京タワーが「行ってらっしゃい~」と言っているようでした。
風も波もさほどではなく、予定だと翌朝8時半頃八丈島へ到着。
前回の船旅で、カーペットの床が硬いことがわかっていたので今回は毛布を3枚借り、2枚を4重にして床に敷き、眠りに落ちました。
途中、夜中に船内放送があり、三宅島、八丈島へは波の状態が悪く接岸できないため東京へ引き返します、芝浦桟橋へは午前7時半頃の予定です、と。
その可能性は乗船前に言われていたので、あらまやっぱり、という心象でありました。
翌朝、東京タワーのお出迎えを受けましたが、朝は仏頂面の印象でした。夜は気が付きませんでしたが明るいところでみる海面は雨の影響で茶色く濁っていました。
さて、ここで選択肢は二つ、あきらめて家路につくか、飛行機で行く可能性を探るか・・・。
とりあえず羽田まで行くだけ行ってみる事にし、さいわい帰港地の浜松町からは羽田行きのモノレールが出ています。
羽田に行き、八丈島行きの飛行機の時間と空席状況を確認、この時代カウンターでの対面応対ではなく、モニターとのやりとりなんですねえ。こりゃ機械に疎い年寄りはお手上げでしょう。
昼の便と夕方の便に空席がありましたが、プレミアムチケット、なんとお値段は3万円超。
う~む、ちょっと考えちゃうなあ。
購入画面にはプレミアムチケット、ビジネスチケット、株主優待チケット、と並んでいまして、あ、この株主優待チケットならはんがくになる事が判明。
スマホで金券ショップを2軒検索し、株主優待券を求めてふたたび浜松町に戻りましたが、1軒は休業、もう1軒は店がなくなっていました。
仕方がないので新橋に行き、そこで無事優待券をゲット、それをにぎりしめてふたたび羽田へ。
機械を操作して残り1席のプレミアムシートを確保できました。
正規のチケットより1万円ほど安く買えた事になります、やれやれ。
飛行機は30分ほど遅れて八丈島へ向けて飛び立ちました。
今度は相模湾越しに富士山がいってらっしゃい~と顔を出していました。
三宅島上空、全島白波が襲っています。こりゃ船は接岸できません。
羽田を出て1時間足らずで八丈島に到着。
船と比べるとあっけなさ過ぎてありがたみがない?!
空港からは八丈島町営バスで会場のある底土港まで、といきたいところですが港まで行くバスの便はないと。
バス便もさることながら海水浴シーズンの夏を除き、港へのバス便はないそうです。飛行機は一日3便、船は朝の1便のみなのでそれも仕方ないか・・・。
途中のバス停で降り、そこから徒歩で港へ向かいました。
15分ほどで港へ到着。
港へ近づくにつれ太鼓の音が聞こえてきました。
朝10時のオープニングには間に合いませんでしたが、何とか辿り着くことができました。