今回はスタッフとしての参加、舞台袖で控えていたのでまともに演奏を見ることはできませんでした。
指導員仲間との久しぶりの再開もあり、太鼓談義に花が咲きました。
そんな中で、太鼓の演奏や曲にストーリーが欲しい、という意見で一致しました。
ただガムシャラに打つ太鼓、それはそれであっていいのですが、爆音ばかりだとどれも同じになってしまい、最後にはもういいや、となってしまう。
緩急、静爆、動き、間、などが巧みに組み合わされ、起承転結、序破急などの構成がきちんとされていること、特に舞台で演奏される太鼓は見た目と音が重要視される。
太鼓演奏に同じ印象を持っている人と巡り合い、話が弾みました。
大太鼓も全く同じ事が言え、流れを感じさせてくれる演奏に引き込まれます。
今回大太鼓には4人がエントリー、一番打者は早くて細かいフレーズをメインに組み立てていました。4番打者は逆にゆったりしたフレーズをメインとした曲を演奏、大太鼓の色々な方向性があることを考えさせてくれました。
優勝者は一番音が出ていた屈強な若者、逆三角形の体がカッコよかったです。
また組み太鼓の部で相馬盆唄を基軸に組み立てた創作和太鼓を披露した相馬高校の演奏が私的には一番のお気に入りとなりました。
西洋風のビートを効かした太鼓ではなく、そこには日本の伝統に根付く音作りがなされていて、和太鼓の一つの方向性を示しているように思えます。
色々な演奏を見聞きすることはとても楽しくかつ勉強になります。