HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:指摘するなら

自分たちのチーム、古株さんたちがいますが、

それぞれ一家言あるようで、練習中に早いだの遅れるだの指摘する人がいます。

しかしながら、これは単なる指摘で、誰にもできること。

大事なのは、どうすればそれを修正できるかの温かいアドバイスのはずです。

どうすれば早くなるのを防げるか、なぜ遅れるのか、

その原因と解決策をその場で示すべきでしょう。

指摘される側は、言われなくても自覚している場合も多く、

それを指摘されると新人は萎縮する可能性があるし、

ベテランでも精神的に落ち込むものです。


どこをどうすればいいのかの的確なアドバイスがないと本人はどうすればいいのかわからない。

指摘するなら、どうすればよくなるかの具体策も同時に提示して欲しいものです。


先日の講習会でも、講師の先生を差し置いてメンバーに色々指示する人もいましたが、

講師の先生がいる時にこれをやってはいけないと思います。

先生に対して失礼。

講習の時間は先生のやり方に委ね、口を出すのは控えるべきです。

質問や、提案は良しとしても、先生の前で生徒が生徒を直接教える行為は慎むべきでしょう。

指摘するにしても、先生に提案というカタチで行われるべきかと。

「先生、この人のここはこうすればいいと思うんですがどうでしょう?」と言った具合に。

その指摘が正しいかどうかは先生が判断すればよく、生徒が判断するものではないと思います。


さて、それではどうすれば早くならないか?

講習中に気がついたのですが、「ドンカ/カッカ/カーンカーン・カッカ/カッカ/ドーンドーン」のところ、
(ドンは太鼓の面、カッは縁打ち)

見ているとどうもドンカッのところで、動作が面から縁に移行することもあって

ドンカッではなくドカッに近い打ち方になっているような感じがします。

基礎のテンポ感がきちんと養われていればそういうこともないと思うのですが、

それがおろそかになっているという事だと思います。

よしんば基礎ではできていても、それが曲打ちに反映されていないという事。

基礎は基礎、曲は曲、のようにイメージが分離されている可能性があります。


いかに自分のペース、感覚で勝手に打っているか、という事になると思われます。


ドカッではなくドンカッを強く意識することで修正されていくものと思います。


それと一定のテンポ感を体に入れること、これは本人の努力に頼るしかありません。

本人が努力をする環境、いや努力したくなる環境、努力せざるを得ない環境を作ることが求められます。

さて、どうしたものか・・・。