これ以外に、親方が理事に降格、横綱の減給など処分が発表されています。
だからなんなの?とも言えなくもないですが、
貴乃花親方の動向もやけに取り沙汰されていたりします。
理事の力関係が色々複雑怪奇に絡まっていそうですが、
いっそのこと親方連中は土俵で決着つけたらどうなん?とか思ってしまいます。
また、土俵に上では張り手やカチ上げといった取り口は認められていますが、
これは一種の暴力なのでは???
横綱にふさわしくないと苦言が呈されているそうです。
この辺りは日本の勝負事に対する独特な美意識が根底にあるような。
鉄砲伝来以前は、一騎打ちで雌雄を決する戦い方が潔いとされていました。
飛び道具の使用は卑怯なり、といったところでしょうか。
上に立つものは正々堂々と勝負する、
上品、下品というのはもともと中国の官位に由来するとか、
品がいい、というのは上流階級のノホホンとしたゆとりを感じさせます。
下品なのは下級官吏のガツガツした品格の低さでしょうか・・・。
横綱はもともと強いからなれるのであって、
勝ちにこだわり手段を選ばずガツガツするのは横綱の品格に関わるという事?
これは柔道にも言えるようで、一時期、国際化した柔道がポイント制により
負けない柔道をやるようになってポイントで優位になると逃げ回り、
つまらなくなったという事で
一本にこだわる柔道を目指すようにルールの変更がなされているようです。
今回の騒動で相撲界がどうなるのかは今後の対応によるところが大きいと思いますが
土俵の上に妙な影響が出ない事を願いたいです。